ルンバシリーズの中で一番シンプルでリーズナブルな製品に当たるのがルンバ600シリーズ。下位モデルになるため、お安く手に入れることが出来るのが嬉しいです。
しかしながら、購入するとなると、「やっぱり上位モデルを買えばよかった・・」なんていうことにならないのか?という疑問を持っている方もいらっしゃると思います。
今回、ルンバ692を一か月間モニターさせていただき、初めてのルンバを体験しました。
私の結論としては「ルンバ692、使える!満足!ただし、購入するならこっちかも・・」でした。その理由はこの後。
実際のところ、ストレスなく使うことが出来るのか、普段掃除機で掃除をしている人がルンバを使ったときにどう感じるかなどチェックしましたので参考にしてみてください。
※アイロボット ファンプログラムの企画でルンバのモニターに参加しています。
1、ルンバのセットアップは簡単か
(1)本体のセットアップ
ルンバの箱を開けて、使用するまでを簡単に使えるかをチェックしました。
結論を言うと、とても簡単。

箱を開けると、本体と説明書、付属品が入っています。

説明書は2つ入っていて、一つは文字なし絵のみのスタートアップガイド、もう一つは設置場所やお手入れ方法が書いてある取扱説明書です。

この絵のみの説明書が大変分かりやすく、これを見るだけで始められるようになっています。
早速やってみます。

ホームベースを設置します。ホームベースにコードを接続、プラグをコンセントにさします。

本体の裏にある黄色いプラ紙を抜きます

(本体の裏の四角いシルバーの金属と合わせるように)ホームベースに本体を置きます。

約3時間充電します。
本体のセットアップはこれだけでOK。簡単に使える状態になりました。
(2)アプリの設定
アプリはApp StoreかGoogle PlayでiRobot HOMEで検索してダウンロードします。
アプリを立ち上げて、指示通りに初期設定していきます。
設定は「居住地の選択→アカウントの作成→モデルの選択→位置情報の許可→ロボットの名前を決める→Wi-Fiの接続→アクティブ化」という工程でした。
画面に指示された通りにすれば簡単にできます。私も数分で出来ました。
2、ルンバの使用は簡単か
ルンバにお掃除をお願いする時は、本体中央のボタンか、アプリのボタンを押すだけです。後はルンバにお任せでOK。

ルンバが自分で掃除をし、終わったら自分でホームベースに戻り、充電してくれます。
とはいうものの、実際に掃除をする時は、床に置いている障害物は移動させておいた方がベターです。
私が移動させるものは、扇風機、ゴミ箱、子供用品、マット、空気清浄機です。これらはルンバの来ない場所(ソファーやテーブルの上とか、階段の1段目)に移動。
椅子もいつも同じところにあると良くない気がして、場所を変えることもあります。
この移動が面倒のように見えますが、個人的には移動しないで埃が残る方がストレスだし、普段の掃除機での掃除でも動かしているので大して負担には感じていません。
掃除が終わったら、ゴミを捨てます。
(上位機種ではゴミ捨てまで自動で行われるものもあります)
3、清掃能力はどうか
肝心の掃除機としての性能は気になるところですよね。
(1)吸引力
壁際や隅のゴミもしっかり吸い取ってくれて、満足しています。
この機種は吸引力が1倍と言われていて、上位機種の5倍、10倍とはだいぶ差があるようにですが、私の使用環境(ほぼフローリング)では、吸引力が弱いとは感じません。
ラグをひいてある部分も、十分綺麗。
掃除機で吸うゴミって、ほとんどが埃で、それくらいなら吸引力は気にしなくていいのかなという印象です。
ただ、お家が絨毯やカーペット部分が多い方、ペットを飼っている方は吸引力が弱いと感じる方はいるかもしれません。
(2020年10月追記)後日談ですが、この後吸引力5倍のe5を購入しました。比較してみましたが、部屋が5倍きれいになったかというとそんなことはありませんでした。ルンバ692でも十分だと感じています。
(2)フィルター性能
上位機種はホコリや花粉、ダニなどのアレルゲンも99%捕捉する性能があるそうで、かなり魅力的です。
こちらの機種は特にハウスダストの除去についての記載がないので、あまり期待できないのかなと考えます。
(3)稼働時間
ルンバ692は最大稼働時間は90分。
稼働時間は十分でした。勝手に充電してくれるから、充電忘れもないですしね。
一度だけ、物の間にルンバが挟まって動けなくなり、そこで充電切れになったことがありました。
ウチの場合は1階はワンフロアと言える造りになっていて、細かな部屋の区切りがありません。その環境で稼働すると、50分~90分くらいかかっています。少し時間はかかりますね
4、お手入れはしやすいか
ルンバの清掃能力を保つため、お手入れは重要です。
普段することは
- ダスト容器(使用後毎回)→ごみを捨てる
- フィルター(週1回/ペットのいる家は週2回)→取り外し、ゴミを落とす
- メインブラシ・フレキシブルブラシ(週1回/ペットのいる家は週2回)→ごみや髪の毛を取り除く
- 前輪部(週2回)→ごみを取り除く
- エッジクリーニングブラシ(月1回)→清掃
- 段差センサー・充電用接続部(月1回)→乾いた清潔な布で拭く
ということが推奨されています。
やってみましたが、難しいことはなく、時間もかからずに終わりました。
5、消耗品は手に入りやすいか
ルンバを長く使っていくと、消耗品を取り換えることになります。
この消耗品が簡単に手に入るのかが気になるところですが、これらはアイロボット社の公式HPで売っています。また楽天市場にもアイロボット社のお店が出ています。
交換用バッテリー、フィルター、ブラシをはじめとして、ホームベースも販売されていました。これは安心できます。
※バッテリーの一覧表にルンバ692の表記が無い気がするので気になって調べてみたのですが、本体はルンバ671と同じ物のようです。(ルンバ671のバーチャルウォールを抜いたものがルンバ692。)
6、ルンバ692で気になった点
しばらく使ってみて、気になった点がいくつかありました。
(1)ダストボックスが水洗い出来ない
毎回ゴミを捨てて感じたのですが、ゴミを捨ててもダストボックスの中に細かな塵が結構ついたままになってしまうのです。ブラシなどで掃うようにしますが、塵がまうし、ちゃんと取り切れません。
こういう塵って、積もり積もって清掃能力に影響してきますよね。
私が普段使っている掃除機は、こういうところを水洗いすることが可能なので、洗ってすっきりさせることが出来るのですが、このルンバ692は洗えないとのこと。歯ブラシのようなブラシでとるか、ティッシュのようなもので拭きとるしかないかなと思います。
ただ、ルンバのなかでも数機種、洗える機種はあります。価格帯が近いところでe5という機種が洗えるのでとても魅力的です。
(2)ブラシに髪の毛が絡まることがある
底面についているローラー型のブラシ、デュアルアクションブラシに髪の毛が絡まっていることがありました。
まだ使い始めなので、そこまで気にならないと言えばならないのですが、ちゃんとメンテナンスをしないと清掃能力に影響しそうです。
上位機種は絡まりにくい構造になっていて、しかも床面とも密着度が高いそうです。
(3)音はそこそこする
使い始めに気になったのが、清掃時の音。私は動いているときのモーター音が気になりました。
娘(0歳)が寝ている時に動かしても起きることはなかったのは良かったのですが、私はこの音の中寝るのは難しいです(たとえ寝ているのが2階で、1階でルンバをうごかしたとしても)。ですので、夜中に動かすことはありませんでした。
清掃中にパソコン作業をするくらいは出来ましたが、基本的には外出時や、2階で子供と遊んでいる時、お風呂に入っている時などを清掃時間に充てるようにしていました。
Amazonのレビューをみていると、「壁に当たる音が気になった」という人もいるようでした。
だんだんと音に慣れては行きますけどね。
6、ルンバ692は買いか
1か月近く利用して、生活をよりよくするとても良い製品だと感じました。
実際買うかというところが一番見ている人に気になる点だと思います。
私はどうするのかというと、かなり買う方向に動いています。
実際使ってみて、この埃が無い状態の家をキープしたいと考えているし、買うことに消極的だった夫も「こんなにきれいなのが続くなら・・」ということで、検討してくれています。
ただ、実際この機種を選ぶかどうかということなのですが、とてもシンプルで良いとおもうのですが、ダストボックスの水洗いが出来ない点と、付属品が付いていない点(デュアルバーチャルウォールがない)という点で少し悩むところ。
他の機種の実勢価格などをチェックしてから購入の検討をしようかなと考えています。
<追記>
結局この後すぐにe5を購入しました。
ダストボックスの水洗いが出来ることが決め手でした。
デュアルバーチャルウォールについては、付属してきましたが、使っていません(笑)
※アイロボット ファンプログラムの企画でモニターに参加中
<ブラーバ>
<ルンバ>