本日は3月3日。ひな祭りですね。
ひな祭りは、カワイイお菓子がたくさん店頭に並ぶので、嬉しい日。
今日も朝から、買いに行って来ました!
ところで、和菓子って、地域性が色濃くでるな、というのが常々私が思っているところ。
ちょっと隣町に行くだけで、違うお菓子が売っていたり。
他の食べ物も、もちろん地域性はありますが、和菓子ほど細かく地域性が出るものはないのではないでしょうか?
桜餅は、西にいくとこの写真右上の「道明寺」と言われる、もち米がベースの道明寺粉でできた桜餅が通常の桜餅であり、関東の方に行くと小麦粉がベースの楕円に伸ばした皮であんを巻く「長命寺」ともいわれる桜餅が多くみられます。
私が住む東海地方では、桜餅というと長命寺型は見かけないかな。
愛知県・三河地区のひな祭りの和菓子 いがまんじゅう
前置きが長くなりましたが、私の住む東海地方で、ひな祭りに食べられるものとして「いがまんじゅう」という和菓子があります。
関東から引っ越してきた私は、最近知ったので、ご紹介がてら食べてみたいと思います。
少し平たいまんじゅうに、色のついたモチ米がついているのがこの商品の特徴です。
まんじゅう自体は、白とピンクがありますが、特に色は決まっていないみたい。白が基本で、ピンクのを出すお店もある、と言ったかんじ。
この写真のお餅は片側によってもち米がついていますが、お店によっては上部にパラパラつついているお店もあります。細かい規定はないのかな。
中はこんなかんじ。こしあんでした。どの饅頭も中身は一緒でしたよ。
なんで「いがまんじゅう」なんていう名前なのかな?と思って調べたのですが、所説ありました。
漢字で書くと「伊賀饅頭」のようで、三重県の伊賀から伝わった説と、もち米が栗のイガに似ている説などがあるようですね。
また、愛知県内でもひな祭りに食べるお菓子はこの「いがまんじゅう」に限ったものではないようですし、愛知県以外にもこのお饅頭と似たものを食べる地域がある様子。なかなか面白いですね。
この時期にしか食べられない和菓子、ぜひご自身の住む町で探してみてください!