2021年春の多肉作業で一番したいのは「増やす」こと。
沢山株を増やして、秋に寄せ植えしたり、お友達と交換したりしたい!というわけで、カット!カット!カット!の胴切り大会を行います!
今回は、私が行っている胴切りの様子を写真に収めましたのでよかったらご覧ください。
あくまで私が行っている様子です。
これが正解ではなく、私がこんな感じで作業して上手くいったり、いかなかったりしてるよ、という例だと考えてください。
(他に良い方法があれば、ぜひ教えてください!)
胴切りの前に
準備として、数日前に水遣りをしておく
切ろうと思っている3~5日前くらいにたっぷりの水遣りを行います。
胴切りをすると葉を外すことになるので、葉挿しの成功率をあげるために水をやります。
そして、あげた水を数日かけて乾かします。
水遣りの直後だと、葉が外しにくいというのが理由です。
用具をそろえておこう
胴切りをするには、いくつか必要なものがあります。
- テグス
- 園芸用ラベル(とかマステとか品種が分かるようにするため物)
- ペン(品種を書くために使う)
- はさみ(テグスで切れそうにないものを切るときに使う)
- カットした多肉を入れるための容器
私はこんなものを用意しています。いくつか補足説明を入れておきます。
テグス
テグスについてですが、私は釣り糸を使っています。
釣り糸を使う理由は、夫が釣り人で夫の所持品から流用したというだけだったのですが、釣り糸ってかなり強いのでGOOD。そりゃ、逃げる魚が暴れても切れないだけのことがあります。
号数は私は今回2号を使っていますが、たまたまこれなだけ。3号の青も持っていて、適当に手に触れたやつを使っています(笑)
細いものがいいかなというイメージです。安いもので大丈夫。
あと、この糸を愛用している理由の一つに色がついているというのもあります。多肉の茎にあてた時に目立つので分かり易いです。
はさみ
ハサミは先が細いものが使いやすいです。
最近は100均の眉毛きりばさみを使う人も多いですよね(コツがいるみたいですけど)。
私は普通の紙を切るようなハサミを使っています。あと、ものすごく太いものを切るときは、園芸用の剪定鋏も。
自分で使いやすいものを選びましょう。
重要なのは、清潔なものをつかうことです。
胴切り祭り開催!-エゲリア-
今回胴切りする子はこちら。リエール苗の「エゲリア」です。
ロゼットがキレイで、ぜひ増やしたい!
花芽が上がっていますね。
これは胴切りの際に邪魔なのと、根を出すのを優先したいので花を切ります。指でぷつっと折っただけですが。
指で刺しているあたりの葉からとりたいと思います。
本当はもう一列内側を外したいと思ったのですが、指が入らなかったので外側からいきます。
まずは1枚。グイっと手を入れて、左右に揺らします。
ぷちっと、外れました。1枚目は失敗しやすいですが、これはうまく外れたかな?タブン・・
こんな感じで1周外します。
(手荒れがすごくてごめんなさい。主婦湿疹が悪化しているのに病院に行けてなくて・・)
こんな感じで一周外しました。ここに糸を掛けます。
糸を入れるときに気を付けるのは、他の葉を巻き込まないようにすること。
目視で茎にしっかり糸が当たっているかを確認すると良いです。葉を持ち上げて見てみましょう。
OKなら糸をクロスし、指に糸を巻き付けて、力いっぱい引きます。
指に糸がかかると痛いので、手袋をしてやった方がいいですよ。
ぐいっといった結果がこちら。無事に切れました。
この際、茎の様子を確認。茶色くなってないか、虫がいないかを見てみます。うん、大丈夫そう。
私はここで、上の部分、下の部分それぞれ葉を少しもぐようにしています。
葉がついていた部分から根や子株が出るので、もいだ方がいい気が・・しています。
下の部分は枯れた葉がついていたので、それも掃除して、きれいにした状態にしたのち、半日蔭に置きます。直接強い光を当てると葉焼けするので。
あと、もうオルトランが切れているので、端の方に少し振りかけておきました。
切った上の部分と葉挿しは少し乾かしてから植えることにします。
一個ずつやると面倒なので、後でほかの子とまとめて植えます。
あと、忘れてはいけないのはタグ。
すぐにタグを作った方がいいのですが、私は非手書き派でラベルライターで作りたいので、今はとりあえずマステに書いてペタっと張っておきました。後でまとめて作ります。
胴切り祭りは続く
というわけで、今回はちょっと詳しめにカットについて書いてみました。
他にもカットしているので、他のものはまた次回に書いていきます。